スローライフに魅せられて～凸凹家のブログpart2～

4月に富山･福井･神奈川3県の焼き肉チェーン店で発生した食中毒事件（o-111？）を受け、厚生労働省が検討を進めてきた、食品衛生法の改正（生食用食肉の規格基準）がこのほどまとまり、10月1日より施行されることになったのを受け、今日、沖縄県宮古保健所が説明会を開催、その話を聞いてきました。

会場は沖縄県合同庁舎講堂。講堂に席は100人分用意されていましたが、聴講者は30人ほど。主催者も、「思ったより人が集まらない･･･」と、嘆いていました。笑



この説明会で、生食用食肉の「加工」と「調理」に関し、10月1日より新たに適用される、衛生管理上の基準（施設基準も含む）が示されました。具体的な記述は、専門的且つ詳細なのでここでは省きますが、簡潔に言うと、「かなり厳しい」の一言に尽きます。専門の食肉卸業者は別にして、飲食店や小売り業者では、なかなかこれを守るのは大変！と思います。厳しい基準を守るための手間や、食材のロス、加えて設備基準（生食用食肉のためだけに独立した消毒設備や調理器具など）は、小さなお店にとってはかなりの負担になると思います。

なので、さらに10月からは、「牛刺し」はもちろん、「ユッケ」「炙り」等を含む生食用食肉のメニューは激減すると思います。「え～っ！食べた～ぃ！」という方は、9月中に焼き肉屋さんへ行ってみてください！（これって、駆け込み特需!?笑）

ちなみに、以前凸凹家がやっていた、「精肉店等で購入した、すでに細切された生食用食肉を皿に盛りつける」行為も調理と見なされ、厳しい基準をクリアしなければ刑事罰の対象になるとのことなので、何とかメニューで再開したいと思っていた「宮古牛の刺身」は、残念ながら、休止から廃止となりました｡｡｡涙