スローライフに魅せられて～凸凹家のブログpart2～

今日は池間島のユークイです。

ユークイとは、「ユー」は五穀豊穣を指し、「クイ」はそれを神々へ乞う、と言う意味で、池間島の伝統的な祭事のひとつです。

正式には、昨日が初日（アラビ）で今日が二日目（ンナカヌヒ？注）だと思います。

昔は、島に住む51～55歳の女性全員がユークインマとして、初日に大主神社で夜籠（ユーグムイ）をし、二日目に、島内に10ある聖地を巡礼したそうですが、現在は5人のツカサンマだけが巡礼をするようになっています。

聖地では、豊作や子孫繁栄を願う祈願が神歌の唱和が行われ、聖地によっては神歌を詠みながら神舞いをするようです。


＜池間島総合情報サイトより＞

島内の各家庭はこの日、悪いものが家に入ってこないように、玄関の前や門柱の間に、砂をまきます。凸凹家でも、フロントの入口と、ガレージの前に砂をまきました。





10月6日からは、池間島で最大の行事である、ミャークヅツが行われます。また、10月2・3日は、島尻のパーントゥ・プナハです。

旧暦9月は、伝統行事が目白押しです！



注）ユークイは、3日間の行事とする文献もあります。

◆以下の文献を参考にさせていただきました。
　「わが池間島；伊良波盛男著（池間郷土学研究所）」「＜池間民族＞考；笠原政治著（風響社）」「暮らしと祈り；奥濱幸子著（ニライ社）」