スローライフに魅せられて～凸凹家のブログpart2～

今日は旧暦の9月9日で干支は甲子（きのえね）。

池間島では、旧暦9月の甲子または戊子（つちのえね）の日に、ユークイと言う、五穀豊穣を願うニガイ（神願い）が行われます。そして、家の入口に白い砂を撒きます。



これは、「家の中に邪鬼が入らないようにするため」と、以前のブログにも書きました。言わば結界のような感じでしょうか？

でも、なぜユークイの日に結界を張らなければならないのか、ずっと疑問を持っていました。

それが、いつだったか、何を読んだか、あるいは聞いたのか、はっきり覚えていませんが、以下のような意味の話を知りました。

「ユークイの日には神様がミャーク（この世）に降りてくる。神様は、きれいな庭の家にお入りになるので、人間は、庭を綺麗に見せるため、白い砂を敷き詰めた」

これだと合点がいきます！30年程前までは、ユークイは、池間島に住む数えで51～55歳の女性全員がユークインマとなって拝所を巡り、祈りを捧げて廻りました。その数の多さから、七十神（ナナスゥガン）とも言われていました。

邪鬼を防ぐためではなく、神様を招き入れるための白い砂、凸凹家は今年はまきませんでした。来年は、庭や駐車場を綺麗にして、神様を迎入れたいと思います。

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